早期英語教育研究部会

 
活動内容:
早期英語教育に関する内外の文献紹介やワーキンググループによる独自の調査・研究を行うことで、その成果を支部会員に還元し、また、主に小学校教諭を対象としたセミナー等の開催を通じて、意見交換、研修、並びに情報提供を行うことで社会に貢献することが、この部会の目的です。活動では、特定の言語理論や発達理論に固執することなく、また必要に応じて、母語教育も考慮に入れながら、早期英語教育に関わる様々な問題や早期英語教育の是非について自由に議論できる雰囲気を大切にしていきたいと考えています。

本研究会は、LET 会員の会員であればどなたでも参加できますので、小学校における英語活動を含めた早期英語教育の実践・理論に関心をお持ちの方は、奮ってご参加下さい。
 
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2022/02/05

(情報更新)早期英語教育研究部会 特別講演会2022

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日頃は早期英語教育研究部会の活動にご協力をいただきありがとうございます。
本日は特別講演会のご案内を致します。ご興味のある方はぜひご登録、ご参加ください。

【特別講演会2022】
タイトル:身体感覚を軸としたヒトの社会性発達とその多様性
講演者: 明和政子先生(京都大学大学院教育学研究科 教授) 言語 : 日本語
日時 : 2022年3月24日(木) 10:30-12:00 無料(定員100名)
申込サイト:https://forms.gle/Sq2AHpUCFk9AyLJB7(2022年2月10日より受付開始)

ご講演内容:

ヒトを含む生物は,「身体」を持っています.身体には物理的制約があります.身体が環境に能動的にふるまう過程で,膨大な量の情報はその制約に基づきふるいにかけられます.情報は,身体をもつその個体にとって意味あるものが選択,構造化されていき,知性が創発・発達していきます.さらに,個の発達は,周囲の社会,文化の形成に影響を与え,それが次世代の個の形質を創発させる制約環境そのものとなります.こうした見方から,社会的な生物として進化してきたヒト特有の形質,社会的認知が創発・発達する軌跡,その普遍性と多様性,その背後にあるメカニズムについて議論します.今,私たちが生きる環境は未曾有のスケールで変化しています.「ヒトとは何か」という基本的理解を軸に,人類の未来環境をどのように設計していくべきかについて考えてみたいと思います.

講師紹介:
京都大学教育学部卒業.同大学院教育学研究科博士後期課程修了、博士(教育学).
京都大学霊長類研究所研究員などを経て、現在、京都大学大学院教育学研究科教授.日本学術会議連携会員.ヒトとヒト以外の霊長類の心のはたらきを胎児期から比較し、ヒト特有の心の発達とその進化的基盤を明らかにする「比較認知発達科学」という分野を世界にさきがけて開拓した.
著書に「ヒトの発達の謎を解くー胎児期から人類の未来まで(ちくま新書)」「まねが育むヒトの心(岩波ジュニア新書)」など多数.
2016年放送のNHKスペシャル2編『ママたちが非常事態!? 最新科学で迫るニッポンの子育て1・2』,2017年放送の『ニッポンの家族が非常事態!?~第1集わが子がキレる本当のワケ~』等の監修・出演により,現代社会が抱える子育てにかんする様々な問題を,最新の科学的知見により理解する活動にも力を注いでいる.

ご不明な点等ございましたら何なりとお問い合わせください。

早期英語教育研究部会事務局
斉藤 倫子

内容更新
2022講演会チラシ(220209) 1.pdf

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