電子語学教材開発研究部会

 
活動内容:
2007年11月19日、アメリカで電子ブックリーダーデバイス「Amazon Kindle」が発売されて以来、同国では
電子書籍市場が急速に拡大しています。その影響は日本にも及び、2012年には日本国内でも電子書籍元年と
も言うべき本格的な市場の展開が予想されています。
電子書籍の影響は一般書籍にとどまらず、語学教材にも波及する可能性が高いと言えます。なぜなら、語学
教材、中でも英語教材は、電子辞書やリスニング教材、CALL教材など、すでに電子化と高い親和性を持つこ
とが明白な分野だからです。今後、電子書籍の技術的発展と普及に伴い、語学教材の電子化がますます促進
され、また、新たな機能追加などによりさらなる発展を遂げるであろうことは想像に難くありません。
電子教材は、利便性の高い高機能なメディアであるだけでなく、教員がその一部または全部を自分の手で創
り上げることのできるメディアという側面も併せ持っています。教員自身が教材を自らの手で開発し公開す
るという趨勢は、特に近年、オープンエデュケーションの潮流とともに加速するものと思われます。電子教
材のコンテンツ開発に携わる教員自身が、電子教材で可能となる多様な表現形式とそれを支えるテクノロジ
ーについて正しい理解と幅広い知見を備えていることは、電子教材の質的向上を図る上で重要な要素になる
と考えられます。
本研究部会の目的は、電子教材の中でも特に語学教材の電子化に焦点をあて、その理論や技術、諸外国での
導入事例などの研究を通じて電子教材への理解を深めるとともに、教材開発に際しての実践的な知識を涵養
し、また、その成果をLET全体に還元することにあります。
 

電子語学教材開発研究部会

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2020/03/26

【オンライン開催】電子語学教材開発研究部会 第32回研究会のお知らせ

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電子語学教材開発研究部会 第32回研究会
「ICTで確保する非常時のオンライン語学教育」

※本研究会はオンラインで実施します。全国どこからでも、どなたでも、お気軽にご参加いただけます!

日時: 2020年4月11日(土)16:00~18:00
場所: ZoomまたはGoogle Hangouts Meetを検討しています。具体的なアクセス方法は開催日前に下記の電語研Facebookグループ内で告知いたします。

現在、日本の教育は前例のない大きな試練に直面しています。地球規模で拡大しているウイルス感染のリスクを防ぐため、教師と学生が物理的な空間に集まることが難しい状況です。こうした非常時に教育活動を継続できるよう、世界中の教師がICTを活用したオンライン教育の方法を模索しています。

外国語教育は日本の多くの教育機関で開講している科目であると同時に、人文科学の中でもICTを積極的に活用してきた分野のひとつでもあります。今回の研究会では、このような非常時にICTを活用して外国語の授業をどう実施するのかについて、参加者の皆様とともに具体的なノウハウを共有できればと思います。

1. はじめに(木村修平<立命館大学生命科学部准教授>)
2. オンライン授業を始める前に知っておきたいこと(清原文代<大阪府立大学高等教育推進機構教授>)
3. 質疑応答&情報交換

電語研Facebookグループ:

18:03