電子語学教材開発研究部会

 
活動内容:
2007年11月19日、アメリカで電子ブックリーダーデバイス「Amazon Kindle」が発売されて以来、同国では
電子書籍市場が急速に拡大しています。その影響は日本にも及び、2012年には日本国内でも電子書籍元年と
も言うべき本格的な市場の展開が予想されています。
電子書籍の影響は一般書籍にとどまらず、語学教材にも波及する可能性が高いと言えます。なぜなら、語学
教材、中でも英語教材は、電子辞書やリスニング教材、CALL教材など、すでに電子化と高い親和性を持つこ
とが明白な分野だからです。今後、電子書籍の技術的発展と普及に伴い、語学教材の電子化がますます促進
され、また、新たな機能追加などによりさらなる発展を遂げるであろうことは想像に難くありません。
電子教材は、利便性の高い高機能なメディアであるだけでなく、教員がその一部または全部を自分の手で創
り上げることのできるメディアという側面も併せ持っています。教員自身が教材を自らの手で開発し公開す
るという趨勢は、特に近年、オープンエデュケーションの潮流とともに加速するものと思われます。電子教
材のコンテンツ開発に携わる教員自身が、電子教材で可能となる多様な表現形式とそれを支えるテクノロジ
ーについて正しい理解と幅広い知見を備えていることは、電子教材の質的向上を図る上で重要な要素になる
と考えられます。
本研究部会の目的は、電子教材の中でも特に語学教材の電子化に焦点をあて、その理論や技術、諸外国での
導入事例などの研究を通じて電子教材への理解を深めるとともに、教材開発に際しての実践的な知識を涵養
し、また、その成果をLET全体に還元することにあります。
 

電子語学教材開発研究部会

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2017/11/14

電子語学教材開発研究部会 第23回研究会

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電子語学教材開発研究部会 第23回研究会

※本研究会はどなたでもお気軽にご参加いただけます!

・日時: 2017年12月2日(土)午後16:00~18:00

・場所: 立命館大学大阪いばらきキャンパス A棟1F Room 1

・内容:「オープン教育リソースをどう活用するか:eboardの実践に学ぶ」

誰でも自由に利用できる教育資源は「オープン教育リソース」(Open Education Resource: OER)と呼ばれており、学習の場が教育機関の内外に広がっている現在、その拡充と活用は国策レベルの課題であると言えます。

「学びをあきらめない社会」の実現をミッションに掲げるNPO法人eboardは、2011年の活動開始以降、小〜高校生向けの動画教材を始めとする教育リソースの開発と普及を行ってきました。現在、eboardは公教育機関とも連携し、経済的・地理的事情、不登校などの理由で学習機会が損なわれている子供の教育支援を積極的に進めています。

日本国内でのOERを用いた貴重な実践的活動事例として、eboardの活動を知り、実際にその研修会に参加するワークショップ型研究会を開催いたします。

1. OERの世界的な広がりを教育実践にどう活かすか:木村修平<立命館大学生命科学部 准教授>)

2. eboardの活動紹介&参加型研修会(講師:中村孝一氏<NPO法人eboard代表>・漁野岬<NPO法人eboard>)

18:00〜:懇親会(会場近くで予定)

Facebookイベントページ:
木村メールアドレス:kimuras@fc.ritsumei.ac.jp

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