電子語学教材開発研究部会

 
活動内容:
2007年11月19日、アメリカで電子ブックリーダーデバイス「Amazon Kindle」が発売されて以来、同国では
電子書籍市場が急速に拡大しています。その影響は日本にも及び、2012年には日本国内でも電子書籍元年と
も言うべき本格的な市場の展開が予想されています。
電子書籍の影響は一般書籍にとどまらず、語学教材にも波及する可能性が高いと言えます。なぜなら、語学
教材、中でも英語教材は、電子辞書やリスニング教材、CALL教材など、すでに電子化と高い親和性を持つこ
とが明白な分野だからです。今後、電子書籍の技術的発展と普及に伴い、語学教材の電子化がますます促進
され、また、新たな機能追加などによりさらなる発展を遂げるであろうことは想像に難くありません。
電子教材は、利便性の高い高機能なメディアであるだけでなく、教員がその一部または全部を自分の手で創
り上げることのできるメディアという側面も併せ持っています。教員自身が教材を自らの手で開発し公開す
るという趨勢は、特に近年、オープンエデュケーションの潮流とともに加速するものと思われます。電子教
材のコンテンツ開発に携わる教員自身が、電子教材で可能となる多様な表現形式とそれを支えるテクノロジ
ーについて正しい理解と幅広い知見を備えていることは、電子教材の質的向上を図る上で重要な要素になる
と考えられます。
本研究部会の目的は、電子教材の中でも特に語学教材の電子化に焦点をあて、その理論や技術、諸外国での
導入事例などの研究を通じて電子教材への理解を深めるとともに、教材開発に際しての実践的な知識を涵養
し、また、その成果をLET全体に還元することにあります。
 

電子語学教材開発研究部会

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2017/09/27

電子語学教材開発研究部会 ワークショップ

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電子語学教材開発研究部会 ワークショップ
@外国語教育メディア学会(LET)関西支部 2017 年度秋季研究大会

・日時: 2017年10月14日(土)午前10:20~12:00

・場所:  流通科学大学 6204教室

・内容:「今度こそキチンと学ぶ!構造化電子文書作成入門(Word からMarkdown、EPUB まで)」

・参加申し込み:
LET 会員は無料です。非会員の方は当日会費 2,000 円(大学院生は、学生証を提示していただくと 1,000 円)を受付でお支払いください。また、学部生は無料でご参加いただけます。なお、支部大会当日にご入会いただくことも可能ですので、支部事務局(受付)までお申し出ください。

本ワークショップでは、再利用性の高い電子文書の基本的な作成方法とそのメリットを取り上げます。人間だけではなく機械にも扱いやすい電子文書の作成ノウハウは、残念ながら日本では十分に広まっていないと思われます。大学事務でもしばしば見かけられる、表計算ソフトで作られた生産性の低い文書が流通する「奇習」を終わらせるためにも、文書作成用のソフトやサービスの持つ構造化技術の使い方と意義を学んでいただければと存じます。 

<講師>
木村 修平 先生: 立命館大学生命科学部生命情報学科准教授。専門分野は英語教育への ICT(情報通信機器)の利活用。2012 年度に LET 関西で電子語学教材開発研究部会を起ち上げ、以降部会長を務める。Twitter アカウントは @syuhei 。
清原 文代 先生: 大阪府立大学高等教育推進機構教授。専門分野は日本語母語話者のための ICT を活用した中国語教材の開発。2016〜2017 年度、中国語教育学会会長。

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